中共中央と国務院は高齢化に積極的に対応するため、「国の積極的な高齢化対応の中長期計画」(以下「同計画」)を正式に印刷・配布した。国家発展改革委員会(発改委)の責任者が、同計画の関連状況に関する記者からの質問に回答した。
問:同計画は高齢化を受け、労働力の効果的な供給を改善するためどのような対策を講じたか。
答え:人的資源の開発と利用は、国の総合的な競争力の根本的な源だ。人的資源の素養を高め、人的資源の開発・利用を推進し、人口のボーナスから人材のボーナスへの転換を推進する。
人的資源の素養を全面的に高める。まず、人口のバランスの取れた発展に関する国家戦略を実施する。次に、国民教育体制の改善を急ぎ、国際的な競争力を持つ革新型・複合型・技能型人材と高素養労働者の育成に取り組み、新規労働力の質を高める。それから、生涯学習体制を構築し、生涯職業技能育成制度を推進し、生涯学習の立法を加速する。健全なコミュニティ教育ネットワークを構築し、高齢者の教育を革新し発展させる。高齢者大学行動計画を実施し発展させ、2022年までに全国県級以上都市で高齢者大学を1校以上設立する。
その一方で、人的資源の開発・利用を推進する。まず、統一的で開放的で秩序正しい競争が展開される人的資源市場をさらに改善し、戸籍・社会保障・土地などの制度改革を掘り下げ、雇用の柔軟性を高める。次に、高齢者が働きやすい環境をつくり、高齢の労働者及び高齢者の就職・創業の積極性を十分に引き出し、意欲と能力を持つ高齢労働者と高齢者の農村部での就職と創業を推進する。それから、高齢者にサービスを提供する人的資源チームをつくり、介護士の育成を加速する。老年医学などの専攻の建設と発展の推進を加速し、高齢者産業の就業者を拡大する。高齢者にサービスを提供する社会の労働者とボランティアの育成を加速する。また、2つの市場と2つの資源を効果的に運用し労働力の供給を拡大し、全面的な開放により労働力の供給を拡大する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月22日