中国の今年1-10月の貿易額は前年同期比2.4%増の25兆6300億元で、うち輸出額は4.9%増の13兆9900億元。世界の貿易・投資が低迷し、課題が山積した不確実な発展環境に直面しながらも、中国の貿易規模は全体的に安定している。構造の改善が続き、質が安定的に向上している。
商務部研究院対外貿易研究所の梁明所長は、「中国は現在、世界の230以上の国・地域と貿易を行っている。中国の今年1-10月の一帯一路沿線国との貿易額は前年同期比9.4%増の7兆4700億元で、全体の伸び率を大きく上回った。中国の貿易相手国がより多元化し、リスク管理能力がさらに高まっている」と指摘した。
「中国の貿易は安定成長を維持する基礎と条件を備えている。今も昔もこれからも安定する。中国の貿易は現在多くの課題に直面しているが、多くのチャンスも存在している。全体的に見るとチャンスは課題よりも多く、貿易の高品質発展には依然として力強い支えが備わっている」
中国経済は終始、合理的な区間内を安定的に運行し、貿易安定に根本的な保障を提供している。
海関総署の報道官、統計分析司長の李魁文氏は「中国国内の経済は今年に入り安定運行しており、世界的に見ても好調だ。外部のリスク・課題に対応し、貿易の安定成長を実現するため基礎を固めた」と述べた。
政策環境の改善が続き、効果が徐々に顕在化し、貿易安定を力強く支えている。