中国鉄建股份有限公司を取材した記者によると、直径16.03mの泥水バランス式シールド機「和平号」が25日、無事に組立と検査を終え、ラインオフした。これは中国で最大直径のシールド機となる。
中鉄十四局大盾構公司プロジェクト責任者の張建勇氏は、「和平号」が武漢市和平路南延線トンネル工事に使われることを明らかにした。和平路南延線の全長は3042.5m、うちシールドトンネルは1390mに上り、単管二層の二方向6車線が設置される。
このシールドトンネルは、京広鉄道や黄鶴楼観光地中心エリアの下を通るため、施工による沈下防止の要求度が高く、リスクも大きい。「和平号」は新型オペレーションシステムを配備し、データ収集と演算速度が従来のシールド機よりも早い上、レーザー誘導システムが地面の沈下をモニタリングし、トンネルの位置を正確に導き出すことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月26日