1つ目は、融合問題の研究が待たれる。ブロックチェーンのキーワードは「プラットフォーム」である。ブロックチェーンの作用を発揮するには、そのプラットフォーム機能を十分に発揮する必要がある。ブロックチェーン技術をどのようにIoT、ビッグデータ、人工知能(AI)などの進行技術と組み合わせ、機能を最大限に発揮するかという課題を研究しなければいけない。
2つ目は、コア技術の課題解決が重要である。中国のブロックチェーンの発展は応用に偏重し、西側諸国と比べるとコア技術にまだ差があり、コア技術の欠如は新しい「急所」の部分に直接つながる。世界のブロックチェーン技術の発展はまだ初期段階にあり、チャンスを手にし、投入を増やし、より多くの政策支援があり、基礎研究と多くの面の試みを重視し、コア技術の課題を解決し、主導的地位に立つことができれば、中国の同分野における発言権と規則制定権は大幅に高まる。
3つ目は、監督管理能力を引き続き強化する必要がある。ブロックチェーンの良好な発展には監督管理能力の向上が必要で、特に国情に合わせ、データやプライバシーなどの面において保護を強化する必要がある。
4つ目は、ハイレベル人材のサポートが必要。ブロックチェーンは暗号学、コンピュータ科学、経済学など複数の学科を融合した技術であると同時に、発展させるには先進技術と融合させなければいけない。これには大量の複合型ハイレベル人材が必要である。人材チームの構築を強化し、完備されたブロックチェーン人材育成体系を構築し、国際ハイレベル人材を誘致・育成することで、中国のブロックチェーン分野における発展を持続的に後押しすることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月26日