人力資源社会保障部、民政部は先ほど「介護福祉士国家職業技能基準(2019年版)」を発表した。同基準は職業技能の要求を追加し、就職条件を緩和し、職業空間を広げ、昇進にかかる時間を短縮するといった大幅な改正を行った。
同基準は介護福祉士の職業技能等級を4種から5種に増やし、「1級・高級技師」等級を追加することで、介護福祉士の職業発展をスムーズにする。さらに「5級・初級工」の勤務内容、技能、関連知識に関する条件を引き下げた。同時に「普通教育程度」を「中学卒業」から「学歴不問」に調整した。さらにその他の職業と介護福祉士の関連性に基づき、看護師もしくは家事代行スタッフが職業技能等級の認定を申請する際に、その勤務年数を介護福祉士の勤務年数として認める。これにより関連職業の経験者が介護福祉士として発展するためのルートを提供する。
また勤務内容を追加し豊富にすることで、介護福祉士の素養を高める。介護福祉士の各職業等級の中に、在宅・コミュニティ介護サービス技能の要求を追加した。介護福祉士の訪問サービス能力を高め、在宅・コミュニティ介護の大きな需要を満たす。「基礎知識」に「消防安全」の内容を追加し、介護福祉士の火災防止能力を高め、介護サービスの安全管理水準を高める。認知症高齢者の介護の需要を満たすため、認知症高齢者の介護の要点と意思疎通のコツを追加した。同時に「2級・技師」「1級・高級技師」の等級に「能力評価」「品質管理」という勤務内容を追加し、これにより高等級介護福祉士の管理能力を高める。
人力資源社会保障部職業能力建設司の責任者は「同部は2019年版の同基準の発表・実施を契機とし、介護福祉士の教育・訓練の強化、介護福祉士の職業技能等級の認定及び職業技能コンテストの実施、介護サービス機関賃金分配制度改革の掘り下げといった手段により、介護福祉士チームの建設を加速する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月26日