中国企業に圧力を感じさせているのは、東南アジアの玩具工場が近年、中国の玩具商品を模造し、低価格で販売していることである。これにより、中国工場は技術イノベーションに着手することになった。上述の工場の責任者は、「模造されていることを知っているが、我々は一歩先を行っている。工場は専門の研究開発センターを設立し、70人以上の高学歴人材を採用し商品を開発し、今年だけで50種以上の玩具新商品を開発した」と述べた。
「イノベーション」で市場の優位に立つだけでなく、中国工場は欧米より厳しい質の基準を設定した。玩具の車を例にすると、技術者はタイヤをより頑丈にする方法を研究している。上述の玩具工場は自身の実験室も設立し、各種玩具のパーツの頑丈さ、強度などをテストしている。責任者は、「模造だけで利益を得る東南アジアの工場はこのような研究開発と実験の能力を全く備えていない。イノベーションする中国工場はアイデアと質の良さで顧客の信頼を勝ち取っている」と誇らしげに話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月26日