中国財政部が27日に発表したデータによると、1−10月の中国国有企業の利益総額は前年同期比5.4%増の2兆9394億元。うち中央企業は7.5%増の1兆9417億6000万元、地方国有企業は9976億4000万元。
中国財政科学研究院の白景明副院長は、「1−10月の国有企業の運行は全体的に安定を維持した。これは国有企業が一連のマクロ調整策のサポートを受け、理想的な効果・収益と発展の流れを実現したことを反映している」と述べた。
全国の国有・国有持ち株会社の主要経済指標が成長を維持し、未払税金が引き続き減少している。データによると、1−10月の国有企業の営業収入は6.5%増の50兆1290億5000万元。国有企業の営業コストは6.7%増の48兆4938億6000万元。国有企業の未払税金は0.2%減の3兆7673億5000万元。
白氏は「今年実施されたより大規模な減税・費用削減の効果が引き続き顕在化しており、企業を身軽にさせている。投資拡大、雇用拡大、従業員の賃金増を効果的に促し、企業発展の好循環を形成している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月29日