中国外交部の耿爽報道官は28日の定例記者会見で、「中国は一貫して欧州一体化プロセスを支持しており、欧州側が中国側と共に相互信頼を深め、協力を拡大し、見解の相違を適切に処理することで、中欧協力の成果が双方の人々により良い利益をもたらすことを希望する」と述べた。
記者からの質問:報道によると、27日の欧州議会でフォンデアライエン委員長が率いる新欧州委員会の名簿が承認された。新欧州委員会は12月1日に発足する。これについての中国側のコメントは?
耿爽報道官:中国は、欧州議会が新欧州委員会の名簿を承認したことを承知している。中国政府は一貫してEUとの関係発展を高度に重視し、欧州委員会の地位と役割を重視している。中国は一貫して欧州一体化プロセスを支持しており、EUが団結と安定、開放、繁栄を維持することを希望する。
報道官はまた、「中国とEUは世界の2大経済圏であり安定勢力でもある。現在の状況で、相互に開放と包摂を維持し、協力拡大を持続することは、双方の利益に合致するにとどまらず、世界により多くの安定性とプラスエネルギーを注ぐことにつながる」とし、「欧州が中国と共に、相互の核心的利益と重大な関心事を尊重したうえで、相互尊重と互恵協力の精神に基づき、相互信頼を深め、協力を拡大し、見解の相違を適切に処理、中欧の戦略的パートナーシップを新たな段階に格上げしていくことで、中欧協力の成果が双方の人々により良い利益をもたらすことを希望する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月29日