年に一度のネット通販セール「双11」が幕を下ろしてすぐ、欧米諸国で毎年11月下旬に行われるセール「ブラック・フライデー」が近づき、国内の越境EC業で「ブラック・フライデー」ネット通販セールブームが再び起きている。
「ブラック・フライデー」は西側の伝統的な業者のセールイベント。毎年11月の第4木曜日は感謝祭で、その翌日が「ブラック・フライデー」である。今年の「ブラック・フライデー」は11月29日となる。ここ数年、「ブラック・フライデー」は中国の越境EC業にとって重要なセールイベントになっている。
このほど、洋碼頭、天猫国際、考拉海購、拼多多、京東国際などをはじめとするEC企業は各自の「ブラック・フライデー」セールイベントを次々と発表した。国内の消費者は外出せずに今年の海外の売筋商品をネット購入できる。
本社を上海に置く越境EC企業の洋碼頭が明かした情報によると、2014年に「ブラック・フライデー」セールが国内に入ってから、洋碼頭の「ブラック・フライデー」セール開催は今年で6回目となる。ユーザーを獲得するため、今年、洋碼頭は1000人以上の世界のキャスターを起用し、数千回に上る海外からの中継を行い、国内の消費者がロサンゼルスの人気ブランド店、欧米の高級品ディスカウントショップに「入り」、世界の特徴的な商品と割引の情報を得られるようにする。
洋碼頭の創始者兼CEOの曾碧波氏は、「中継ECの流行に伴い、中継を通した買い物は数億人のネット通販ユーザーの習慣になっている。現在、消費グレードアップが加速し、消費習慣が変化し、国内のユーザーのコストパフォーマンスの高い商品およびカスタマイズサービスに対する要求は高くなっている。ブラック・フライデーは中国の消費のグローバル化を加速する」と話した。
海外の多くの新商品が「ブラック・フライデー」を通じて中国市場に入る。天猫国際は11月25日、「ブラック・フライデー」フェスティバルを開始し、欧米日韓などの2500以上の人気ブランドが参与している。うち40以上の有名ブランドが自社の新商品を発表する。しかも、天猫国際は今年、「ブラック・フライデー」期間に越境コールドチェーンサービスを実施し、海外の業者がコールドチェーン食品を中国市場に持ち込む手助けをする。