中国では、「現代農業の急速な発展、農業労働力の減少、高齢化問題の深刻化に伴い、一般の農家が多くの新たな問題を迎えている。一家・一世帯では行えない、割に合わないことが増えている」。
これについて、中国農業農村部農村合作経済指導司の張天佐司長は、「小規模農業の経済的なコストが高く、生産効率が低いと言った問題に焦点を合わせ、農業生産性サービス業を発展させることで、一家・一世帯の小規模生産を農業現代化大生産の中に融合させることができる」と話す。今後一定期間は中国農業生産性サービス業の発展の黄金時代となり、市場規模は1兆元に達する見通しだ。
世界的に見ると、農業生産性サービス業の発展は、現代農業発展の基本的な法則だ。米国の農業労働力は総人口の2%前後しか占めないが、農業に農機作業、商品加工、輸送、供給・販売、倉庫保管、市場情報などのサービスを提供する人の数は、労働人口全体の10%以上を占め、農業に直接従事する人を大きく上回る。一国の農村経済の構造発展の変化に伴い、農業生産性サービスの市場の需要が急成長する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月1日