長江デルタ一体化発展計画が発表 活気あふれる成長源を構築へ

長江デルタ一体化発展計画が発表 活気あふれる成長源を構築へ。中国の改革開放の空間配置を改善する重大な措置として、長江デルタ一体化は「一帯一路」の建設、京津冀(北京・天津・河北)の協同発展、長江経済ベルトの発展、粤港澳大湾区の建設と相互協力する…

タグ:改革開放 革新 競争 一体化 

発信時間:2019-12-02 09:54:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中共中央及び国務院が印刷・配布した「長江デルタ一体化発展計画綱要」(以下「綱要」)が1日、公表された。


 中国の改革開放の空間配置を改善する重大な措置として、長江デルタ一体化は「一帯一路」の建設、京津冀(北京・天津・河北)の協同発展、長江経済ベルトの発展、粤港澳大湾区の建設と相互協力する。


 長江デルタは中国で経済発展が最も活発な、開放度と革新力が最も高い地域の一つで、その経済規模は全国の約4分の1を占めている。


 綱要は、長江デルタ一体化発展の推進により、同地域の革新力と競争力を強化し、経済の集約度、地域の接続性、政策の協同効率を高めることができるとした。これは全国の高品質発展のけん引、現代化経済体制の構築に対して重大な意義を持つ。


 綱要の内容によると、計画の範囲には上海市、江蘇省、浙江省、安徽省の全域(面積にして35万8000平方キロメートル)が含まれる。上海市、江蘇省南京市、無錫市、常州市、蘇州市、南通市、揚州市などの27都市を中心エリアとし(面積にして22万5000平方キロメートル)、長江デルタの高品質発展をけん引する。


 上海市青浦、江蘇省呉江、浙江省嘉善を長江デルタ生態グリーン一体化発展模範エリアとし(面積にして約2300平方キロメートル)、長江デルタのより高品質な一体化発展の模範となり、これをけん引する。


 上海臨港などの地区を中国(上海)自由貿易試験区の新片区とし、国際共通ルールと合致する、国際市場のより大きな影響力と競争力を持つ特殊経済機能エリアを構築する。


 12章に分かれる綱要は長江デルタの現在及び今後一定期間の一体化発展を指導する綱領的文書だ。計画の期間は2025年までで、2035年までを展望する。


 綱要は長江デルタの戦略的位置づけを次のように設定した。全国の力強く発展する活気あふれる成長源、全国の高品質発展のモデルエリア、現代化を率先して実現するけん引エリア、地域一体化発展模範エリア、新時代の改革開放の新高地。


 綱要は発展目標について、2025年までに長江デルタ一体化発展で実質的な進展を実現するとした。地域や都市部・農村部などを跨ぐ地域一体化発展を高い水準にし、科学革新産業、インフラ、生態環境、公共サービスなどの分野で一体化発展をほぼ実現し、一体化発展の体制・メカニズムを全面的に構築する。また綱要は2025年までに常住人口都市化率を70%に、研究開発費の投入強度(GDPに占める割合)を3%以上に、5Gネットワーク普及率を80%にするといった多くの細分化分野の目標を掲げた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月2日

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