中国国家統計局サービス業調査センターと中国物流購買聯合会はこのほど、2019年11月の中国製造業および非製造業の購買担当者指数(PMI)を発表した。それによると、11月の製造業PMIは50.2で、前月に比べ0.9ポイント上昇。好不況の分かれ目となる50を6カ月連続で下回っていたが、再び50を超えている。
非製造業商務活動指数は54.4と、前月比で1.6ポイント上がり、4月以来の高水準となった。
中国民生銀行首席研究員の温彬氏は『証券日報』記者に対し、総合的にみて、これまで中国政府が講じてきた反循環的な調整策の効果が出始め、11月の製造業および非製造業のPMIが大幅に回復したと説明。中国の経済成長には依然として靭性があり、先行きの良好な兆しも表れたとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月3日