新しい風貌
高速鉄道の集中的な開通は移動方法を変えただけでなく、地方経済の急成長、人材輸送と導入の加速化、地方文化・観光資源の宣伝を促進する効果もある。
鄭阜高速鉄道沿線の阜陽と周口は出稼ぎ労働者を多く送り出す地域である。高速鉄道の開通は河南省東部、安徽省北西部、長江デルタの先進地区の交流を直接促し、河南省と安徽省が長江デルタ地域産業分担に溶け込み、長江デルタの産業移転を受け入れるための急速な交通条件を提供した。
安徽省阜陽技術学院の陳偉副院長は、「鄭阜高速鉄道の運営開始は外の企業からの投資誘致、学校が育成したハイテク人材が才能発揮の場を探すという面に助力している」と述べた。
高速鉄道の開通により、ビジネスと産業分野の雇用は大幅に増加し、都市部の就業率は高速鉄道が開通していない都市を上回ると見られる。
漢十高速鉄道は沿線に黄鶴楼、炎帝神農の故郷、隆中国家景勝地、丹江口ダム、武当山などの名勝地があり、武漢、孝感、随州、襄陽などの歴史都市・観光都市と繋がる黄金観光路線であり、「湖北で最も美しい高速鉄道」と称される。
高速鉄道開通に伴い、多くの都市で観光インフラ建設と旅行者が大幅に増えている。中国国家鉄道集団有限公司の統計によると、2019年国慶節連休の全国の鉄道利用者は延べ1億3800万人で、前年同期比5.4%増加した。
高速鉄道の集中的な開通は、沿線地区発展の新しい風貌をもたらした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月5日