世界的に有名なマッキンゼー・アンド・カンパニーのシニアパートナーであるピーター・ウォーカー氏は、ニューヨークで新華社の独占インタビューに応じた際に、「中国は長期的な模索により自国に適したガバナンスモデルを発展させた。このモデルは中国人の需要を効果的に満たした」と述べた。
ウォーカー氏は15年前より頻繁に訪中し、平均で毎年5、6回往復している。中国政府の高官、企業の取締役、一般市民との交流により、中国の歴史と文化、中国人の考え方を深く理解した。ウォーカー氏は「(中国の人々の)生活は幸福であり、誇りと活力に満ちている」と感じた。また交流した中国政府の高官は、「長期的な角度から人々のため実務に取り組もうと心から願っていた」という。
中国に対する偏見に満ちた西側メディアの記事を読んだウォーカー氏は今年、新書『米中融和への道を探る』を上梓した。ウォーカー氏はインタビューで次のように述べた。
中国政府は人々が良き生活を送れるよう指導しており、非凡な成果を手にした。人々にとってより有利であるか否かが、政治家の立脚点になっている。中国政府の高官は経験豊富で、非常に勤勉だ。共通認識を形成してから方針を決めるモデルは、中国が繁栄し豊かになり強くなった理由だ。
米国側は現在、中国を誤解している。中国政府は国と人々の利益を守ることを常に優先しており、国際舞台でこれを何度も強調している。社会ガバナンスにおいて、中国のすべての改革と行動の目的は、人々によりよい生活を送らせることだ。これは米国側が理解しておらず、正確に認識していないことだ。
米国は中国を誤解しているが、これは理解不足が重要な原因だ。約2600万人の中国人が米国を訪れたことがあるが、その逆は100万人にも満たない。そのため米国人は中国のことをあまり知らず、さらに一部のエリートは中国及びそのガバナンスモデルをまったく知らない。無知は自ずと誤解を生む。
米国は中国を理解しようと試みるべきだ。中国は調和的でウィンウィンの価値・理念を求めている。中国人の真の考えは、平和的な交流、相互支援、ウィンウィンだ。米国と中国はプロジェクト・テクノロジー・数学人材の重要な出処で、両国は人類の科学技術進歩に重要な貢献を成し遂げている。米国は中国と協力する手段を見つけ、機会を創出しウィンウィンを実現し、両国の人々に利益をもたらすべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月6日