国務院新聞弁公室は9日、「中共中央及び国務院の貿易高品質発展推進に関する指導意見」(以下「指導意見」)の関連状況発表会を開いた。情報によると、商務部はこれから中央財経委員会弁公室、発展改革委員会、工業・情報化部、財政部などの29部・委員会及び単位と共に、指導意見の実施を推進する。国際市場における展開、国内の地域における展開、経済主体、商品構造、貿易方式の「5つの改善」に取り組む。また具体的な政策と措置を検討し打ち出し、貿易高品質発展行動計画を策定する。
商務部対外貿易司の李興乾司長によると、今後は貿易の質向上及び効果拡大に取り組み、国際市場の展開を改善し、伝統的な市場を深く耕し続ける。「一帯一路」諸国の貿易協力の掘り下げと共同建設に取り組み、新興市場を開拓する。企業が一連の重点市場を開拓することを奨励し、国際マーケティングネットワーク及びアフターサービス体制を整える。同時に国内の地域における展開を改善し、経営主体、商品構造、貿易方式を改善し、自主発展能力を絶えず強化する。
李氏は、貿易の新業態・新モデルを積極的に育成し、一連の越境EC総合試験区を増設すると強調した。「保税修理再製造」の試行を加速し、国境地帯の貿易の革新的な発展を促進し、加工貿易のアップグレードと段階的な移転を推進する。積極的に輸入を拡大し、貿易円滑化水準を持続的に高め、貿易のコストを着実に引き下げ、効率を上げる。
「5つの改善」と同時に、「3つの建設」を推進する。任鴻斌氏によると、中国は一連の産業・貿易共同発展を促進する場を構築し、新たな競争力を育む。一連の国家貿易モデルチェンジ・アップグレード基地を新設し、外向き型産業の急激な発展を促進し、国際マーケティングサービス体制の構築を急ぐ。国家級公共サービスプラットフォームを育成し、製造業をバリューチェーンの川上に押し上げる。中国国際輸入博覧会の開催に力を入れ、広州交易会の革新的な発展を加速し、一連の域外自主ブランド展を育む。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月10日