海外が中国の経済成長率を「懸念」、依然として合理的な範囲内に

海外が中国の経済成長率を「懸念」、依然として合理的な範囲内に。

タグ:経済成長率 1−11月の輸出入状況

発信時間:2019-12-10 14:19:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国税関総署は8日、中国の今年1−11月の輸出入状況を発表した。ロイター通信などの西側メディアは関連データに注目し、中国経済の未来の発展を疑問視した。今月6日に開かれた中共中央政治局会議は、中国経済について正確な判断を示した。会議は、現在及び今後一定期間内に、中国経済が安定しつつ好転し、長期的に好転する基本的な流れに変化が生じることはないと強調した。


 ロイター通信は9日、関連データを引用し、「中国の11月の輸出額は4カ月連続で前年同期比マイナス成長となった。同月の対米輸出は下げ幅がさらに拡大し、対EU輸出はマイナス成長に転じた。これは貿易戦争に実質的な緩和がなく、世界経済も不況という状況下、中国の輸出の実質的な好転が難しいことを示した」と伝えた。CNBCなどの米メディアは、中国の輸出入伸び率は今年に入り低い数値で推移しており、市場が予想したような正常な水準に回帰していないと伝えた。


 しかし中国経済の全貌は、上述したデータのみに限られない。ロイター通信も報道の中で、「中国の新興経済体向けの輸出は11月におおむね改善され、特に対ASEAN輸出の前年同期比の伸び率は2桁台にのぼった。これは中国の輸出先がより多元的になっており、米国市場への依存が弱まったことを示している」と強調した。ロイター通信はまた、中国国家統計局が11月に発表したPMI(購買担当者景気指数)を引用し、「中国の11月のPMIは景況判断の分かれ目となる50を上回り、8カ月ぶりの高い水準となった。これまでの逆周期調整政策のさらなる実施に伴い、中国の経済運行は低迷から安定に転じる兆しを見せ始めている」と報じた。あるアナリストは、今後インフラ整備の成長率が上がり、経済を支える効果を発揮するため、短期的には中国経済を過度に悲観するべきではないとした。


 中国黄金集団の万喆チーフエコノミストは9日、環球時報のインタビューに応じた際に、「中国経済は高度成長から高品質発展に転じている。5%であっても6%であっても中高速の成長だ。成長率の急激な低下が見られなければ、経済発展の法則に合致し、合理的な範囲内だ」と述べた。


 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月10日

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