市場撤退が同社の常態になる可能性について、同責任者は、「今後も縮小し続けるかどうかは、同社の収入で決まる。現在はコスト抑制の圧力が大きく、近いうちに一部の低効率の中国香港本土の店舗を切り捨てる可能性も排除できない」と述べた。
莎莎国際は長期にわたり、並行輸入を通してコストパフォーマンスが高く粗利益率が低い有名ブランド商品を主力としていた。しかし、上流の仕入れルートで競争が激化し、スケールメリットの欠乏により、莎莎国際が調達できる有名ブランド商品は減り、コストが上昇した。粗利益率が高い一手代理商品も、需要低下により会社に大きな利益余地をもたらせない。
近年、化粧品業界の発展に伴い、本土市場に化粧品小売店が増えている。一線ブランドは専門店とSEPHORAに独占され、残りのニッチブランドと日韓ブランドはワトソンズ、嬌蘭佳人、KKなどの店舗がカバーしている。莎莎国際がその中でどのように市場の一角を占めるか、まだ観察の必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月13日