中央経済工作会議が10−12日に北京市で開かれた。会議は来年の経済重点活動の一つ「経済体制改革の深化」について、「金融体制改革を加速し、資本市場基礎制度を改善し、上場企業の質を高め、上場廃止メカニズムを健全にし、創業板及び新三板の改革を安定的に推進する」とした。これは来年の資本市場改革の重点任務が明確になったことを意味する。より挑戦的な経済環境、より有利な政策条件、より明瞭な改革の重点は、来年の資本市場の改革深化行進曲を奏で、資本市場の「三十にして立つ」年を激震させる。
来年の資本市場改革の重点を見ると、創業版登録制改革が大きな見所だ。これは科創板の登録制試行の複製可能な経験を広めるための一歩目であり、多層的な資本市場体制を改善するための重要な一環でもある。今年すでに始まった新三板改革と共に資本市場による実体経済への貢献に広さと深みを持たせる。また資本市場基礎制度の改善について、科創板の経験の普及は増量改革によりストック改革をけん引するため必要な措置だ。発行、請け売り、再融資、取引などの基礎制度改革は科創板の経験を参考にする可能性がある。上場企業の質向上について、証券監督管理委員会は関連行動プランをすでに印刷・配布している。監督管理部門は今後3年に渡り重要活動を展開する。これは違法・規則違反コストの拡大、企業ガバナンスの改善、厳格な監督管理などの各方面に渡る。上場廃止メカニズムの健全について、資本市場は上場廃止の多元化・常態化の時代を迎える。今年は「上場廃止大年」とされているが、来年はさらに取り組みを拡大し、ルート多元化を維持する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月13日