就職の質向上:世界クラスの産業クラスタを構築、近所に良い就職先が増加
仕事は生活の基本である。現代的な経済体系を形成することは、より多くの質の高い雇用の創出につながる。『綱要』によると、長江デルタは電子情報、バイオ医薬、航空・宇宙、ハイエンド設備など10大分野をめぐり、国家級戦略的新興産業基地を建設する。集積回路、新型ディスプレイ、IoT、ビッグデータ、人工知能(AI)などの10大分野を集め、国際競争力を持つリーディングカンパニーを育成する。
浙江省常務副省長の馮飛氏によると、浙江省は上海・江蘇・安徽と共同で長江デルタデータセンターなどの戦略的デジタルインフラを建設し、クラウドコンピューティング、AI、デジタルセキュリティなどの世界クラスのデジタル産業クラスタを構築することを計画している。これらの産業クラスタの発展が、就職市場に新たな活力を注ぐことは間違いない。
上海市グローバル都市研究院の周振華院長は、上海周辺都市は自身の細分機能、産業分野において独特の優位性を形成すると見ている。電気自動車やAIなどのハイレベルの業界において、3省1市は各位置付けに基づいて分担し、将来的に長江デルタ地区の多くの人が近所で「ハイレベル」の職業に就く選択肢が増える。
より住みやすい環境:生態環境の共同保護を強化、グリーンな故郷を共有
良好な生態環境は最も普遍的な住民への福利である。『綱要』は、生態環境の共同監督管理体系の構築を通し、2025年までに長江デルタの微小粒子状物質(PM2.5)平均濃度が全体的に基準を満たすようにし、地級以上都市の大気質「優良」日数を80%以上にし、都市を跨ぐ川の水質基準達成率を80&にするとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月14日