改革開放の新たな進展に期待 2020年中国経済を展望

改革開放の新たな進展に期待 2020年中国経済を展望。

タグ:中国経済

発信時間:2019-12-21 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 「改革開放を動力に」「イノベーション駆動と改革開放を二つの車輪して」「対外開放の範囲、分野、レベルの持続的な拡大を図る」。ここ数年と同様に今年の中央経済活動会議でも2020年の経済活動について、「改革開放」に注力する方向性が色濃く表れ、改革開放をやり抜く強烈なサインが再び示された。


 この1年間で中国の改革開放は大きく進んだ。供給側構造改革が持続的に深化し、「三去一降一補(過剰生産能力の削減、在庫の削減、デレバレッジ、 企業コストの引き下げ、脆弱分野の補強)の成果がさらに上がった。市場環境の改善や中小企業ビジネスの利便性向上が進み、金融システム改革が加速したことで経済サイクルが円滑化した。また、外商投資法の発表や上海自由貿易試験区の新地区増設、第2回輸入博覧会の成功によって開放の門戸がますます広がり、山あり谷ありの改革と包容力のある開放の措置が中国経済の発展に大きな活力を注入した。


 新たな1年となる来年は、中国の改革開放が新しい一歩を踏み出す見通しだ。改革の深化において中国では、重点分野とカギとなるプロセスの一部を突破口として、点から面へ、小さな成功が全体へと広がりつつある。来年の経済活動を定めるに当たって中央経済会議は、金融の供給側構造改革の深化や通貨政策の伝達メカニズムの円滑化、製造業向け中長期融資の拡大を図り、民営企業と中小企業の資金調達が困難な状況とコストが高いという問題を和らげる方針を示した。農業でも供給側構造改革を加速し、農民の増収と農村の振興を図る。科学技術システム改革の深化では、科学技術成果の実用化と企業の技術イノベーション能力の向上を加速する。また、経済システム改革を深化するために、ハイスタンダードな市場体系を構築し、国有資産と国有企業の改革加速、財政・税制システム改革の深化、金融システム改革の加速によってハイクオリティな発展につながる強大な改革の動力を凝集する。

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