中国の文化・観光部が24日に発表した情報によると、今年第1−3四半期の国内観光客数は前年同期比8.8%増の延べ45億9700万人にのぼった。入境観光客数は4.7%増の延べ1億876万人、出境観光客数は8.5%増の延べ1億1990万人。
文化・観光部産業発展司の高政司長は24日の記者会見で、次のように述べた。
中国の文化観光産業の規模は今年着実に拡大し、住民の消費が日増しに活性化した。オンライン観光プラットフォーム、生活サービスプラットフォームなど多くの新業態が、文化観光分野の創業及び雇用を力強くけん引した。文化観光産業は経済成長の重要なエンジンになりつつある。
各地の文化観光部門は今年に入り、商品の供給の豊富化に取り組み、デジタル技術により産業の消費のモデルチェンジ・アップグレードを促している。観光ショー、農村観光、紅色観光、レジャー観光などの業態の発展を促進し、人々の個性的な文化観光消費の需要を満たしている。
国際協力について、文化・観光部は今年引き続き「一帯一路」文化観光産業国際協力重点プロジェクトの募集と支援を行っている。累計85件の重点プロジェクトを支援し、投資総額は約177億元にのぼる。デジタル文化、観光ショー、文化観光施設などの各業界に及び、約20カ国・地域をカバーした。
文化・観光部は今後、文化・観光産業融合発展実証エリアの建設推進に取り組む。文化観光の特色を持ち、品質と効果を兼ね備え、人々の需要を正確に満たす文化・観光業態商品を育む。国家級ナイトタイム文化観光消費集約エリアの建設を推進し、より多くのナイトタイムショー市場を育み、ナイトタイム文化観光消費環境の改善を続ける。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月25日