中国の国務院貧困扶助開発指導チームは「3区3州」(3区はチベット自治区、青海・四川・雲南・甘粛4省のチベット族居住区、新疆ウイグル自治区のカシュガル地区・ホータン地区・クズルスキルギス自治州・アクス地区。三州は四川省の涼山州、雲南省の怒江州、甘粛省の臨夏州)脱貧困攻略戦座談会、「3区3州」外重度貧困地区脱貧困攻略戦座談会、重度貧困地区脱貧困攻略戦監督推進会を開き、重度貧困地区の脱貧困攻略戦の計画を立て、推進した。各地区の各部門は政策の傾斜と支援を強化した。今年の中央財政特別貧困扶助資金は200億元増加し、主に「3区3州」などの重度貧困地区に用いられた。国務院貧困扶助開発指導チーム弁公室は「3区3州」の6省・自治区と共同で現場推進会を開き、四半期毎に活動を調整した。
「3区3州」脱貧困攻略戦実施プランは順調に進み、資金到達率は3カ年計画の95%を上回った。プロジェクトの竣工率は85%以上。「3区3州」貧困人口は2018年の172万人から2019年末の43万人に減少した。貧困発生率は8.2%から2%に低下し、その下げ幅は西部地区平均水準を3.6ポイント上回った。
今年は正確な貧困支援の措置が、全国各地で引き続き奏功した。
江西省贛州市于都県梓山鎮潭頭村を例とすると、貧困扶助産業が力強く発展し、セレン富化野菜基地(南区)セレン富化ブドウ基地、パッションフルーツ基地、セレン富化稲基地などの特色産業基地が発展を開始した。村の太陽光発電所の年間発電収益は約5万2000元、セレン富化野菜及びブドウ基地合同管理費収入は約2万2000元、集団土地賃貸収入は約3000元、店舗テナント収入は約3600元、公益林収益は約6000元で、旅行会社配当収入は約3万5000元になる見込み。今年の村集団経済の収入は合計で約12万1600元にのぼる見通し。現在まで村全体で101世帯・458人が脱貧困を実現した。