外国メディアが国際通貨基金(IMF)が公表したデータを引用して伝えたところによると、2019年第3四半期の人民元の外貨準備高に占める割合は2.01%に上昇した。2016年第4四半期にIMFが各経済圏の中央銀行が所有する人民元資産の割合を報告するようになってから最高水準となる。
ロイター通信の12月31日の報道によると、米ドルの割合はここ1年の最高水準に、日本円は20年来の最高水準に達した。
世界の外貨準備高は各経済圏の中央銀行が所有する各通貨の資産であり、主にその負債に充てる。中央銀行は外貨準備高で自身の通貨を支える場合もある。
米ドルは依然として世界で主導的地位を占める準備通貨だが、近年は世界の各経済圏の中央銀行が外貨準備の多様化に努め、ドル依存を軽減している。
Tempus社の取引副総裁のジョン・ドイル氏は、「ドルの割合は非常にゆっくりとしたスピードで低下すると思う。中央銀行は引き続き外貨準備の多様化を進めるが、ドルは依然として主導的地位を占める国際貿易決済通貨であり、長期的に見れば依然として外貨準備の高い割合を占めるだろう」と述べた。