アジアを中心に世界の政財界要人が経済問題を話し合う国際組織「博鰲(ボアオ)・アジアフォーラム」は14日、2020年の年次総会を3月24日から27日まで海南省博鰲市で開催すると発表した。今年のテーマは「世界の変局に対応し、共に未来を切り拓く」だ。
李保東事務総長はこの日行われた記者会見で「当フォーラムに課せられた使命は、アジアと世界の発展のために前向きな思考を集約することにある」と説明。国際社会の関心に応え、世界が発展する上で最も関心のある問題に焦点を当て、多国間主義(マルチラテラリズム)と国際協力を支持する姿勢を引き続き旗幟鮮明(きしせんめい)にするとの考えを示した。
年次総会では『アジア経済の先行きと一体化プロセスに関する2020年度報告書』など6つの重要報告書が発表される予定だ。
同フォーラムは異なる文化や領域、セクターの枠組みを超えて話し合う高度な対話の場だ。設立以来、アジアに立脚して世界に向きあってきたが、今や東西の政財界や学界をつなぐ重要な架け橋としての役割を担うようになった。フォーラムの旗艦会議として、今年の年次総会は世界各国の指導者や国際組織の責任者、閣僚、企業家、経済学者、メディアの代表ら2000人以上が出席して、アジア延いては世界の発展のために意見を出しあうという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月15日