世界最大の入力ソフト企業のKIkaはこのほど北京市で、最新のビッグデータ報告書「絵文字、新たな世界語の台頭」を発表した。各国及び地域のモバイルネットワークユーザーの絵文字使用行為の研究によると、「笑い泣き」が世界で最も人気の高い絵文字となった。
Klkaが発表したランキングを見ると、「笑い泣き」の使用量は全体の21.25%を占め、最も人気の高い絵文字となった。2位は「ハート」で7.89%、3位は「両目がハート」。他にも「投げキッス」「泣く」「赤らみ微笑」などもあった。
重慶師範大学の周小燕教授(心理学)は、「笑い泣き」が歓迎されていることについて、現代人の社交関係及び会話におけるやるせない心境を反映しているとした。ネット上の言語によるコミュニケーションは一言二言のみで表現されることが多いが、この短い言葉は実用性を強調し、スムーズな交流を実現する。これは複雑な感情を込めにくいが、絵文字で文字の裏側にある感情を補い、伝えることができる。「笑い泣き」という絵文字には多くの意義が込められており、最短の時間でさまざまな異なる感情を表現できる。こうして人々が最も頻繁に使用する絵文字になったというのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年1月15日