「華龍一号」世界初号機、2020年に系統連系を実現へ

「華龍一号」世界初号機、2020年に系統連系を実現へ。

タグ:中国原発

発信時間:2020-01-16 13:58:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国が独自に開発した第三世代原子力発電所「華龍一号」の初号機である福清原発5号機(2015年に着工)は、2020年に送電網への系統連系を実現する見通しだ。


 これは15日に中国核工業集団(中核集団)が開催した原子力産業創建65周年記念記者会見で得た情報だ。


 今年1月15日、中国の原子力産業は創業65周年を迎えた。中核集団の余剣鋒会長は会見で、「この65年、中国の原子力産業はゼロから出発し大きく成長した。中国の特色を備えた、独自の原子力産業を発展させ、少数の国しか保有していない完全な原子力技術産業体系を整備した」と述べた。


 説明によると、1991年12月に中国が独自に設計建造した秦山原子力発電所(出力30万kw)が送電網に接続、中国で史上初の原子力発電に成功した。その後30年以上を経て、中国は出力30万kw・60万kw・100万kw級の原子力発電技術を習得し、定性定量化・量産化・大規模化して発展させた。なかでも、「華龍一号」の開発により、中国は独自の第三世代原子力発電技術を持つ国となり、原子力発電技術先進国の仲間入りを果たした。


 中核集団は中国全土ですでに田湾・秦山・三門・福清・昌江の五大原発を建設しており、2019年末時点で商業運転中の原発ユニットは21基、建設中ユニットは6基となっている。このほか、中核集団が輸出したパキスタンのチャシュマ原発は4機とも完成し安定的に運営されている。「華龍一号」を採用した海外プロジェクトのカラチ2・3号機の建設も順調に進展しているという。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月16日


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