イギリスメディアによると、国連のある報告は、2019年の世界経済成長率はわずか2.3%で、10年来の最低水準となり、下落リスクを抑制できなければ、2020年の経済成長率は2.5%になると示した。
ロイター通信の1月16日の報道によると、国連貿易開発会議(UNCTAD)グローバル化・発展戦略部長で報告作者の1人であるリチャード・コズル=ライト氏は、「今年は回復の望みがあるが、下落リスクと脆弱性は依然として非常に大きい」と述べた。
ライト氏は記者会見で、今年の経済回復は大型の新興経済圏の動きに左右されると話した。彼の言う大型の新興経済圏とは、アルゼンチン、メキシコ、トルコ、ロシアである。
国連は、米国を含む多くの先進経済圏の成長力が依然として乏しいと予想。またライト氏は、「かなり多くの国で今年の1人あたり平均所得が停滞または減少となり、主にラテンアメリカとサハラ以南のアフリカ地域でそのような状況になる」と話した。
また、世界銀行も2020年の経済成長率を2.5%と予想している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月19日