中国の春節(旧正月)は、世界に「お年玉」を届ける。永輝スーパーの牟鳴氏は「製品が中国市場に進出した後、多くの外国の農家の暮らしに大きな変化が生じた。中国の改革開放のボーナスを確かに受け取った」と述べた。
オンライン・オフラインの「年越し用品セール」で、チェリーの人気に火がついた。
先月31日午後3時30分、チリのコンテナ船が上海市の洋山埠頭にゆっくり停泊した。この船には「チェリー特急」という特別な名称がつけられていた。チリの果物農家が中国の春節市場に向け供給を拡大した。2万トン弱のチェリーは海上直航により、わずか23日で上海に到着した。
人気になった生鮮食品は、チリ産のチェリーだけではない。天猫などのECサイトの統計によると、NZ産のキウイフルーツ、タイ産のドリアン、日本北海道産のサケ、ドイツ産の豚足などが春節に合わせ中国に届けられた。
縁起のいい外国産年越し用品も、これまで通り好評を博している。
「奔富」「開運」など縁起のいい名称の輸入酒類の販売が急増している。データによると、天猫国際の「年越し用品セール」の初日である今月6日、豪州の奔富赤ワインが30万本売れ、一般的な日の1400%以上の売れ行きを見せた。この量があれば280万人が同時に乾杯し、春節を祝うことができる。日本酒「開運」の検索件数が800%増加し、商品の販売が690%増となった。
有名ブランドのグッチ、アディダス、パンドラなどは「子年限定版」を発売した。レゴは舞獅と新春廟会の春節特別セットを発売し、中国の春節の賑やかな風景を再現した。チリのある農場主は中国のことをよく理解しており、赤色の高級ギフトセットを販売し、中国の年越しムードに迎合した。