中国鉄建を取材した記者によると、中国鉄建重工集団が設計と製造を手がけた大型シールド機がこのほど、トルコへ向けて予定通り出荷された。
鉄建重工掘削機本社工場総経理の孫強氏は、春節明けに従業員が戻ってから職場ごとに疾病の厳しい感染予防策を講じていると説明。1日に2度の体温チェック、感染防止のための物資配布、24時間体制での体調管理のほか、生産エリアでも消毒を1日2度行っていることを明らかにした。
トルコへ輸出されたシールド機は春節前の大晦日に工場で検収が行われた。トルコの工事現場からのリクエストに応じ、一部の従業員が感染予防策を講じながら2月6日に前倒しで仕事を再開。パッキング、バンニング、保護、発送の作業を進め、海外顧客や関係者と連携してスムーズに製品の輸出と運搬を行ったという。
今回のトルコ向けオーダーメイド泥土圧式シールド機は直径5.36m、長さ110mで、デイサイトなどの超硬岩を削って全長9000mのトンネルを掘削することができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月13日