以前は、外国人投資家が中国市場に投資するために、ライセンス取得や割当額と各種措置の遵守といった監督管理の障壁を乗り越える必要があった。しかし、2014年末に滬港通(上海・香港ストックコネクト)が開通したことで状況が大きく変わり、外国人投資家が中国国内市場に参入することは容易になった。
中国市場開放のもう一つの大きな進展は、2018年にA株がMSCI新興市場指数に採用されたことだ。今や、同指数に占める中国市場のウエイトは30%を超えている。
BNPパリバの専門家たちは最近、「中国市場に占める外国資本の割合は7%で、まだ急速に上昇している」と分析した。上海証券取引所で昨年7月に運営が開始された中国科創板は、グローバル投資家を呼び込むことを目指すと同時に、米NASDAQ上場を選択する傾向にある中国のスタートアップ企業を国内にとどまらせる意図もあった。中国市場への投資を検討する個人にとっては、透明性が上がれば上がるほどファンドの信頼性が高まるため、中国株式市場の開放に伴ってファンド会社も増えつつある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月16日