習近平国家主席は12日、中国共産党中央政治局常務委員会を招集し、新型コロナウイルスによる感染症の情勢を分析し、予防・抑制活動強化について研究した。会議の結果から、二つの重要な情報が伝わってくる。第1は感染症の状況に前向きな変化が見え、中国が採ってきた予防・抑制活動が的を得たものであり、効果的であること。第2は、中国は感染症の予防・抑制活動と経済社会の発展を統一的に成し遂げ、感染症の影響を最低限に収めるよう努力し、今年の各プロジェクトの発展目標を達成することだ。
こうした情報は中国の人々を励ますものであり、同様に全世界に対しても自信を植え付けるものだ。中国は世界第2の経済大国であり、長年に渡って世界経済の成長に平均で30%の貢献を果たしてきた。中国が良好であれば、世界もおのずから良好だ。
感染症の状況に前向きな変化が見られるのは簡単なことではない。それは中国人が心を一つにして団結し、努力を払うことで得たものであり、世界保健機関(WHO)と国際社会の大きな支持により得られたものでもある。
12日の常務委員会会議では、経済の円滑な運営を保ち、企業の生産再開を支援する上で、いっそう綿密な施策を配置した。財政政策、金融政策、減税、信用貸付の支援などは企業が課題に打ち勝ち継続的に発展するための有力なサポートを提供する。
感染症の予防・抑制活動は未だ継続中であり、今が胸突き八丁の肝心な段階だ。これは、予防・抑制活動の手を緩めてはならないだけでなく、感染症が特に深刻、あるいはリスクが比較的高い地域の予防・抑制活動をいっそう強化し、勝利に至るまでさらに努力を重ねなければならないことを意味している。
「中国国際放送局日本語版」2020年2月15日