中国石油タリム油田公司が8日に明かした情報によると、新疆ウイグル自治区の天山山脈の南麓にある克深13ガス田の2カ所の孔口から高生産量が確認され、新たに1日あたり103万立方メートルの天然ガス生産量が見つかった。これは、タリム油田公司の克深ガス田が全面的に開発段階に入り、「西気東輸」(西部の天然ガスを東部に送る)に新たなガス源を提供することを意味する。
タリム油田産建事業部責任者の宋周成氏によると、克深13ガス田は新疆拝城県に位置し、ボーリング作業を終えたばかりの132-2と132-3の2カ所の孔口の油圧はいずれも104メガパスカルを超えた。これは高圧ガス田に属し、生爪に1000キロの圧力を与えたのに相当し、1日あたりガス生産量はいずれも50万立方メートルを超える。
そのほか、克深13ガス田はガス面積49.9平方キロメートルも含み、天然ガス確認埋蔵量は550億立方メートルに達する。ボーリング作業を終えた8カ所の孔口全てで高生産量が確認され、ボーリング作業中の5カ所にも優良な天然ガス層が見られる。
タリム油田公司の朱水橋副社長によると、感染症抑制期間、油田は閉鎖せず、作業を止めず、上半期に感染症抑制期間の損失を取り戻そうと目指している。タリム油田の1日あたり原油生産量は1万7000トンに、天然ガス生産量は8900万立方メートルに達した。
タリム油田は「西気東輸」の主なガス供給源の1つで、中国の華東・華北地区の120以上の大中都市の人口約4億人、3000社以上へのガス供給任務を担っている。タリム油田は20の重点プロジェクトで全面的に作業を開始し、「ポイントツーポイント」チャーター車やチャーター機などの方法を通して新疆内外の作業員を早急に職場復帰させ、2万5000人が作業にあたり、着工済プロジェクトの作業再開率は100%に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月9日