淘宝の統計によると、今年2月に同サイトで中継を開始した業者は前月比719%増加し、1日あたり約3万の中継業者が開設している。
艾媒諮詢(iimedia research)が発表した統計によると、2019年の中国中継EC業の規模は4338億元に達した。今年、中国のオンライン中継ユーザーは5億2400万人に達し、市場規模は9000億元を突破する見通し。昨年最も人気を集めた新興のビジネススタイルの1つとして、中継ECは防疫期間に新たな発展ブームを迎えた。
1つは感染症流行によるオンライン消費の低迷、もう1つは需要蓄積によるオンライン市場の回復を通し、EC中継は「営業停止」した店と「外出できない」消費者を繋いだ。バイトダンスのある従業員は、中継は時間と空間において伝統的な業種の経営範囲を拡張したと話す。多くの伝統的業種は勢いに乗り、このチャンスをつかみ、感染症流行による損失を大幅に縮小し、さらには新たな成長のチャンスを見つけた。
「拼多多」新農業農村研究院の韓東原常務副院長は、防疫期間、消費者は消費の安全性と利便性をより重視しているとの見解を示した。中継のメリットはWYSIWYG(中継は見たままが得られる)という点で、消費者に品質を直観できるという信頼感を与える。また、中継は一方的な購入を双方向インタラクティブに変え、交流をより温もりある面白いものにし、魅力が高まった。特に、最近の「中継+農業支援」は、農産品の生産・販売接続に新たな方法を提供した。