今年の中国の就職情勢は厳しく、一部企業、特に中小企業の生産経営活動が感染症流行の影響を受けたことに加え、大学新卒生が874万人に達し、就職市場に圧力をもたらした。
毛盛勇氏は、「国内の感染症抑制の効果は良好だが、外部の防疫の任務は非常に厳しい状況。特に、世界経済に新たな変化も見られ、金融市場の動揺と大口商品価格の大幅な変動をもたらし、世界経済と貿易の成長はある程度減速する可能性がある。このような状況下で、就職の圧力は比較的大きい」と述べた。
また、中国の経済成長には粘り強さがあり、国内の感染症流行が収まり、企業が業務を再開するにつれ、第2四半期または下半期に経済は急速に回復する可能性があり、全社会の生産・生活秩序は回復し続け、企業の雇用ニーズも高まるとの見解を示した。
毛盛勇氏は、「中央企業はマクロ政策のヘッジを強化し、企業、特に雇用ニーズが大きい中小企業は安定に努める。企業が安定し、経済が安定すれば、就職も安定する。さらに、就職優先政策が強化され、就職者、転職者または出稼ぎ労働者の就職研修を増やし、就職基金を生かし、大学生や出稼ぎ労働者を含む重点グループの就職研修などのサポートを強化し、柔軟な就職を推し進める。そのため、今年下半期の就職状況は好転し、調査失業率も低下すると見られる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月21日