年内のA株への外資流入ペースについて章俊氏は、感染症流行でグローバル経済の下振れ圧力が拡大するなか、中国の経済成長が安定し、金融政策と財政政策が引き続き恩恵をもたらす上、割安な資本市場に高い投資利回りを目指す外資の流入が続くとの見方を示した。
さらに、「外資機関はバリュー投資を好む傾向にあり、高収益や割安さといった強い確定性を持つ個別銘柄は外資投資家から持続的に選好されるだろう。また、中国の債券には比較的高い利回りと安定した信用があるため、グローバル資産配分のスケールメリットから外資が流入する可能性がある」と語っている。
章俊氏は、今年の外資流入規模がこれまでよりも拡大し、A株への流入額は500億米ドル(約3500億元)に上ると予想。債券市場への流入額は2019年を下回ることはなく、少なくとも1000億米ドル(約7000億元)に上り、合わせて1兆元を超えると試算した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月22日