人民元対ドルレート、1ドル=7元前後で変動へ
中国人民銀行副総裁の陳甘露氏
国際的な感染状況の影響を受け、国際外貨市場に比較的大きな変動が生じている。人民元レートはやや変動しているが、全体的に見ると合理的なバランスのとれた水準で基本的な安定を維持している。全体的に見ると、人民元対ドルレートは今後1ドル=7元前後で変動を維持する。外貨市場の運行は安定し、レートの見通しも安定する。
国家外貨管理局副局長の宣昌能氏
中長期的に見ると、中国経済のファンダメンタルズ、通貨・金融条件は中国の越境資金流通を安定させる力強い支えになる。人民元レートは合理的な範囲内で双方向に変動する。大幅な元安の基礎は存在しない。
金融政策の緩和がさらに拡大か?
中国人民銀行副総裁の陳雨露氏
今後は段階別に金融政策の規模・リズム・重点を把握し、流動性の合理的な充足を終始維持する。特にM2及び社会融資規模の伸び率と名目GDPの伸び率を基本的に一致させ、かつやや上回るようにする。中小銀行の資本補充、金融債発行の支持を拡大する。これは商業銀行の全体的な信用貸付の意欲と能力をさらに高めることを目的とする。貸付市場の最優遇貸出金利(LPR)の改革を引き続き推進し、貸出の実質金利の低下を促す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月23日