全国507軒の映画館が営業再開 初の週末の興行収入は北京の1平米の不動産価格以下

全国507軒の映画館が営業再開 初の週末の興行収入は北京の1平米の不動産価格以下。

タグ:映画館

発信時間:2020-03-23 14:31:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 60日近くにわたる臨時休業を経て、全国500軒以上の映画館が営業再開後の最初の週末を迎え、土曜日の興行収入は約3万元となった。そのほか、統計によると、22日の上映回数は約415回で、21日より7回減少。記者の推算によると、この週末の全国の映画館の興行収入は約6万元で、普段の映画館1軒の収入を下回り、北京の1平方メートルあたりの不動産価格より低い。


 1日3万元は普段の休日に2億元に達する興行収入と比べるとかなり小さいが、感染症の影響を受けた映画業界にとってはまずまずのスタートと言える。新疆、内蒙古、四川、青海などを中心に全国の507軒の映画館が営業を再開した。


 全国の映画館の営業再開は映画資本市場の回復も促した。毎日経済新聞の調査によると、3月20日、幸福藍海はストップ高となり、金逸影視、横店影視、万達電影も上昇し、映画館関連株の上昇が目立った。


 国内の映画館の営業再開と比べて、世界のカルチャー・娯楽業は感染症の蔓延に伴い深刻なダメージを受けている。『ムーラン』や『ブラック・ウィドウ』など多くの注目作品が公開を延期し、映画館やディズニーランドなども臨時休業している。『ハリウッド・レポーター』は、世界の興行収入は少なくとも70億元の損失になると予想した。


 また、国内の映画館の営業再開により、各映画作品の「オンラインでの行動」も停止した。感染症流行期間、多くの映画作品がオンラインで「突破」を図り、『囧媽』に続き、大鵬が主演を務める『大贏家』はバイトダンスと提携してオンライン上映に切り替え、再び新たな形式を試行している。


 全国の興行収入3万元は準備を整えうずうずしていた全国の映画館にとって、予想を下回ったように思えるが、このような興行収入は現在の状況においては想定内である。


 まず、最初に営業を再開した映画館は新疆、内蒙古、青海などの映画館が中心で、これらの地域の映画館の収入は一線都市の大型映画館と比べると差がある。また、再上映された作品の多くは初回公開時に鑑賞され、今回の再上映では吸引力が弱い。


 映画館の営業再開前、多くの業界関係者が、業務再開後に過渡期を迎えると話した。外食と比べると、映画鑑賞は硬直的需要ではなく、感染症終息後は心理適応期間が必要になる。映画館が感染症流行前の状態に回復するまで、長い時間を要することが予想される。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月23日

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