国際通貨基金(IMF)は23日、新型コロナウイルス感染症が人に及ぼす損失は推測不可能になり、世界は協力して対応する必要があるとの見解を示した。IMFのゲオルギエワ専務理事は、「2020年の世界の経済成長は後退し、金融危機並み、もしくはそれ以上に悲惨な状況になる可能性があるが、2021年の回復に期待している」と述べた。
IMFは、世界の多国が財政的手段で健康システム、企業と従業員の保護方法を改善し、中央銀行が金融緩和策をとることを「大いに支持する」と示した。また、発展途上国の資金流出と後進国の債務リスクなどの問題への注意を促し、1兆ドルの緊急融資を随時用意していると強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月24日