電力ビッグデータの活用で企業の操業再開を的確に支援

電力ビッグデータの活用で企業の操業再開を的確に支援。「電力ビッグデータにより我々は企業の操業再開の状況を速やかに把握できるため、的確に支援措置を策定できる」。河北省保定市高碑店市経済開発区管理委員会主任の劉光輝氏が語った…

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発信時間:2020-03-24 15:34:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 オンライン注文の受注に梱包・出荷――クルミやアーモンドなど樹実類の林産物需要の急増を受け、河北省保定市涞水県にある愛暉商貿公司の張宏欣マネージャーは多忙を極めている。新型コロナ感染症の拡大で林産物の供給が不足するなか、顧客も急を要しており、張マネージャーも焦りの色を隠せないでいる。


 ここで彼女の窮地を救ったのは現地の電力会社だ。涞水県の電力会社は状況を把握し、電力ビッグデータ分析を通じて林産物の調達加工企業3社を絞り込み、電力会社のエリアマネージャーを通じて連絡を取り、3社と張宏欣マネージャーの関係を取り持った。


 「電力ビッグデータにより我々は企業の操業再開の状況を速やかに把握できるため、的確に支援措置を策定できる」。河北省保定市高碑店市経済開発区管理委員会主任の劉光輝氏は、「高碑店市では、電力会社が電力ビッグデータを最大限に活用し、重点産業の操業再開に関わる電力の各数値について分析を深め、市政府が分析結果を操業再開特別日報に組み込み、政府が的確な政策を実施できるようデータ支援を提供している」と語る。


  河北省邢台市柏郷県では、電力会社がビッグデータを企業の操業再開へのガイドとして位置付けている。柏郷県の電力会社社員の劉英剣氏は3月20日、小規模零細企業の柏郷君和化工有限公司の電力消費量が顕著に増加していることに気づき、電話で企業が操業再開したことを確認、企業を訪問し電力需要について聞き取りを行った。劉英剣氏は企業に対して、電気料金の計算方法を契約容量に基づく計算方法から従量制に変更し、企業の電力使用量の実情に応じて電力供給プランを改善していくことを提案した。


 柏郷君和化工有限公司の責任者である聶志剛氏は「実際の最大需要量に基づく料金計算に切り換えた後、フル稼働で生産すれば毎月約3万元の電気料金が節約できる。これで我々は大助かりだ」と語る。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月24日

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