北京市交通委員会は24日の北京市新型コロナウイルス肺炎感染防止活動記者会見で、「北京市が生産活動の再開を積極的に推進するのに伴い、3月末の道路交通指数は通常の85%程度に回復した。清明節後のピーク期の交通渋滞も基本的に通常の水準に戻る」との見通しを示した。
道路交通状況について、2月と3月(3月23日まで)の北京中心部営業日ピーク時道路交通指数はそれぞれ2.08と3.84で、前年同期比の低下率は42%と36%だった。3月の操業再開比率が週を追うごとに高まるのに伴い、市民の外出も増加、ピーク時の道路交通はやや混雑する状況となった。今週月曜3月23日のピーク時平均交通指数は5.04(ピーク値8.01)と、2月以来の最高値となった。
北京市交通委員会副主任で広報担当の容軍氏は、「現時点で海外からの感染症流入リスクが依然として高いことを考慮し、北京市はナンバープレートの末尾番号による交通規制をまだ再開していない。各事業単位には、北京市政府による従業員が密集している企業の出勤率を50%以下とする要求に基づき、フレックスタイム制・テレワーク・輪番制・時差出勤など柔軟な働き方を実施するよう提案する」とした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月25日