メガプロジェクトの着工・再開が加速、鳴り響く中国経済回復の号砲

メガプロジェクトの着工・再開が加速、鳴り響く中国経済回復の号砲。メガプロジェクトの着工・再開を加速することは、投資を安定させ内需を拡大する上で重要な突破口となる…

タグ:中国経済

発信時間:2020-03-29 15:36:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 メガプロジェクトの着工・再開を加速することは、投資を安定させ内需を拡大する上で重要な突破口となる。中国ではこのところ、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着きつつあり、生産活動も生活の秩序も急速な回復をみせ、各地でメガプロジェクトの着工や再開が相次ぎ、建設工事が加速している。

 

 全国の鉄道メガプロジェクトは概ね再開し、北京市と遼寧省瀋陽市を結ぶ「京沈高速鉄道」など、複数のプロジェクト工事が急ピッチで進められている。高速道路や水運などのメガプロジェクトの再開率は97%に上り、北京から副都心の「雄安新区」を結ぶ高速道路の建設工事などの再開が加速している。

 

 空港建設の再開率は87%に、水利施設建設は86%に上り、長江の水を淮河に引く「引江済淮」プロジェクトや雲南省の「滇中引水」プロジェクトなどの水利施設の建設工事も再開している。エネルギー関連や外資のメガプロジェクトも概ね再開した。ドイツの高級車メーカーBMWの世界最大の生産拠点――瀋陽市にある華晨BMWの第3工場建設プロジェクトも再開し、工事が急ピッチで進められている。

 

 国家発展改革委員会(発改委)投資司の欧鴻司長は、全国各地のメガプロジェクト1万1千件の再開率は3月20日時点で89.1%に上ったと明らかにした。うち、南部のメガプロジェクトの再開率は98.1%に、北部は60.3%に上った。感染状況が落ち着いてきたのに加え、主に北東部や西北部、その他の地域が暖かくなってきたこともあり、工事が相次いで再開されている。

 

 メガプロジェクトの投資促進に向け、資金や土地、その他の要素に関する一連の政策措置が相次いで発表され、資金が割り当てられるなど強力な支援が提供された。

 

 新たに発行された地方債は3月20日時点で1,479億元に上った。事前に通達された発行枠の76%に相当する。うち、特別地方債は1億233万元で、全額が鉄道や軌道交通、環境保護、農業、林業、水利、市政、産業園区(工業団地)などのインフラ建設に充てられる。

 

 各地方政府が条件を満たすメガプロジェクトに充てる資本金と債券の規模は1200億元に上り、相当な規模の社会資本を生み出すとみられる。また、土地についても、審査制度改革を推進し、承認手続きの簡素化や効率の向上を図っている。感染拡大防止期間中は、オンライン審査の実施やプロジェクト初期段階での事前介入、1対1での土地サービスの提供などによって、プロジェクトの実施を加速している。

 

 投資プロジェクトの審査方法を刷新し、全国の投資プロジェクトをオンライン審査管理プラットフォーム上でリモート承認するサービスを強化するなど、現在、大半の地域で徐々に建設工事が繁忙期を迎えている。

 

 欧鴻司長は、次段階では地方政府にプロジェクトの着工・再開の加速を促す考えだ指摘。建設プロジェクトが抱える労働者の雇用や輸送、原材料の供給などの問題に対し、専門の作業班を設置し、的確な施策を講じるなど、ボトルネックの解消に向けると述べた。

 

 有効投資を積極的に拡大し、公衆衛生や公共インフラ、老朽化した住宅街の再開発、緊急物資備蓄制度などの整備を強化して、プロジェクト準備作業の強化に本腰を入れるほか、民間投資の一段の促進に向け、投資を活性化させる考えも示した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月29日


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