「新型コロナウイルス感染症の発生以来、中国政府と国民は制度的優位性を活かして、迅速かつ効率的な透明性の高い防止対策を講じてきた。これにより、比較的短期間のうちに封じ込めに高い成果を挙げることができた。中国が積極的に国際協力に取り組み、感染症と闘った経験を他国の政府や人々と共有して、共にウイルスに打ち克つことを期待したい」
ブラジル中国問題研究センターのロニー・リンス主任はこのほど、新華社の取材にこう述べた。
「感染拡大防止に取り組む中で、武漢市民が多大なる犠牲的精神のもとに団結と相互扶助、友愛を示してきたことは、人々を大いに感動させた」
同氏はこれまでに度々中国を訪れたことがある。中国で感染症が発生して以来、中国政府と国民の感染拡大防止に取り組む様子に大きな関心を寄せてきた。
「中国には多くの友人がおり、これまでにいろいろな所を旅行してきた。中国の一部の地域で感染拡大が深刻だと聞いて、とても心配している」
リンス主任は、中国政府と国民が厳格な予防抑制措置をとったことで、世界が感染対策に取り組むための貴重な時間を手に入れることができたと評価。中国が多大な努力を払わなかったとしたら、感染症の拡大により世界中でより多くの人命が奪われただろうとの見方を示した。