制度の優位性によりチベット住民が貧困から抜け出す

制度の優位性によりチベット住民が貧困から抜け出す。西蔵(チベット)で封建農奴制度が廃止されて、今年で61年目となる。61年間の弛まぬ努力を経て、チベットでは絶対的貧困人口がほぼゼロとなった…

タグ:貧困支援

発信時間:2020-03-29 17:09:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 西蔵(チベット)で封建農奴制度が廃止されて、今年で61年目となります。61年間の弛まぬ努力を経て、チベットでは絶対的貧困人口がほぼいなくなり、人類の貧困撲滅史上の奇跡が作り出されました。この奇跡は、中国の特色ある社会主義制度の優位性を反映したものです。


 中国の特色ある社会主義の道を歩みながら、生産力の持続的かつ健全な発展の推進を堅持することが、チベット人民が貧困から抜け出す際に向かった正しい方向です。民主改革が行われるまでに、官僚、貴族、寺院の上層僧侶という三大領主からなる農奴主階級が、農奴や奴隷に対して極めて厳しい圧迫と搾取を続けていました。当時のチベットでは、食糧の収量は種子の量の4~5倍ほどしかなく、工業も道路もなければ、近代的な学校も病院もなく、住民の平均寿命もわずか35.5歳しかありませんでした。一方、チベット自治区成立後、地元の国内総生産(GDP)は1951年の1億2900万元から2019年の1600億元余りに伸びています。


 人民が主体となって生産力を絶えず解放、発展させることが、チベット人民が貧困から抜け出す際の内的原動力です。また、民族の団結を通じて、生産力の発展の推進に向け大きな力を結集させたことは、チベット人民が貧困から抜け出す際の社会的条件です。これまでの61年、ダライラマ一派による分裂活動は一度も成功したことはなく、これがため、生産力の発展にとって良好な社会環境が作り出されています。


 人民を中心とし、生産力の発展の成果を各民族の人々に享受してもらうことが、チベット人民が貧困から抜け出す際に求めている価値です。昔のチベットでは、農奴の90%が借金を抱えていましたが、2019年のチベット自治区では、住民の一人平均可処分所得は都市部では3万7410元、農村部では1万2951元に達しました。医療衛生サービス網も整備されつつあり、平均余命は70.6歳にまで上昇しています。


 改革開放の40年で、中国共産党中央委員会は6回にわたってチベットに関する座談会を開き、チベット支援のための政策・措置を研究・制定してきました。今年は、小康社会の全面実現という目標実現の最後の年です。チベットで、全面的な小康社会の達成という大きな目標を計画通りに実現させるため、習近平同志を核心とする党中央は多くの心血を注ぎました。チベットは今年、必ず全国各地と共に小康社会を実現し、次の「百年の目標」の実現にしっかりとした土台を築いていきます。私たちは、経済が繁栄し、社会が全面的に進歩し、生態環境が良好で、人々が幸せに暮らす社会主義の新しいチベットが必ず実現することを固く信じています。


 「中国国際放送局日本語版」2020年3月29日

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