経済 > 国際航空貨物輸送サプライチェーン、感染対策中の安定を維持へ
国際航空貨物輸送サプライチェーン、感染対策中の安定を維持へ。民用航空局は航空貨物輸送能力の供給を大幅に拡大する。各大型空港のラッシュアワーを貨物機に割り振り、貨物輸送フライト計画の審査・批准の「グリーンルート」を開設する。国内外の航空会社による貨物輸送追加チャーター機の運航を奨励し、使用されていない旅客機による貨物輸送を促す…
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29日に開かれた国務院共同感染対策メカニズムの記者会見にて、中国民用航空局発展計画司の二級巡視員である張清氏は「新型コロナウイルスにより中国の国際航空貨物輸送が厳しい挑戦を迎えている。民用航空局は航空貨物輸送能力の供給の大幅な拡大などの措置を講じ、感染対策中の国際航空貨物輸送サプライチェーンの安定を確保する」と述べた。張氏の発言内容は下記の通り。
感染症の衝撃を受け、中国の国際航空貨物輸送は厳しい挑戦に直面している。旅客機の貨物室の貨物輸送能力が大幅に減少し、国際貨物輸送ネットワークのアクセシビリティが弱まり、航空物流チェーンが衝撃を受けている。
民用航空局は航空貨物輸送能力の供給を大幅に拡大する。各大型空港のラッシュアワーを貨物機に割り振り、貨物輸送フライト計画の審査・批准の「グリーンルート」を開設する。国内外の航空会社による貨物輸送追加チャーター機の運航を奨励し、使用されていない旅客機による貨物輸送を促す。同時に重要な戦略的意義を持つ運輸の需要について、速やかに重大運輸任務を開始し、サプライチェーンの「断裂」のリスク防止に取り組む。
民用航空局は、航空会社が重点外資貿易会社と意思疎通メカニズムを構築し、業界の運輸の需要を追跡・把握し、一部の市場で生じうる運輸の需要激増などの状況について直ちに貨物輸送追加チャーター機を手配するよう積極的に促す。
国内の感染対策の状況が持続的に好転し、貨物機の利用率が上がり、関連支援策が相次いで発表されていることを受け、中国の国際航空貨物輸送能力の不足がある程度解消されている。国内外の航空会社が国際全貨物輸送便を毎週930便に増やし、感染症の発生前の水準に近づいている。
3月26日まで、中国民用航空局は防疫物資国際重大運輸任務を23回実施し、400トン以上の物資を輸送した。世界の防疫物資サプライチェーンの安定に向け、積極的かつ効果的な力を発揮した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2020年3月30日
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