湖北省新型コロナウイルス感染症予防・抑制作業指揮部が6日に開催した記者会見で、同省貧困支援弁主任の胡超文氏は、感染症流行がもたらしたマイナスの影響に対応し、村級太陽光貧困支援発電の収益を使って貧困支援のために少なくとも5万人分の公益事業就職先を創出し、出稼ぎや再就職が困難な貧困層の就業を支える方針を明らかにした。
胡超文氏は、突如派生した今回の感染症流行が貧困脱却の取り組みに大きな試練をもたらしたことで、一部貧困層の労働が妨げられ、製品販売、産業貧困支援、貧困支援プロジェクト建設が影響を受けていると説明した。湖北省は、産業貧困支援、就業貧困支援、消費貧困支援、包括的保障といった一連の政策措置を実施。5万8000人に上る貧困層の貧困脱却を保障し、貧困支援の投資を増やし続けると共に、その強度も継続して拡大する。
貧困層の就業と創業を支えるため、湖北省は貧困支援大手企業と貧困支援工房の営業・生産の再開を加速し、貧困層の職場復帰を進めている。出稼ぎに行く貧困労働者には、人力資源・社会保障部門が臨時交通手当を出し、1人当たり200元の臨時生活補助を行う。一方、貧困層を雇用する市場主体に対しても臨時雇用補助を行う。
6万6800人分の生態保護林管理者の職位を設け、村級太陽光貧困支援発電の収益を使って貧困支援のために少なくとも5万人分の公共事業就職先を創出し、出稼ぎや再就職が困難な貧困層の就業を促進する。また、貧困層10人以上を1年以上にわたり安定雇用する貧困村創業者には、最大100万元の貸出支援を行うと共に3%の借入金利を適用するが、他の財政金利優遇政策の重複適用は行わない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月7日