国務院共同感染対策メカニズムが13日に開いた記者会見によると、4月1日から12日にかけて全国税関は輸出額165億6000万元の主要感染対策物資を検査し、通過させた。一部の輸出企業による過少報告、虚偽の報告、所持の隠蔽の行為について、法律・法規に基づき厳しく取り締まるという。
商務部、税関総署、国家薬品監督管理局は先ほど2020年5号公告を発表し、医療物資製品の品質を厳しく管理し、輸出の秩序を規範化するよう求めた。税関総署総合業務司の金海司長は記者会見で、「5号公告が発表されてから、中国税関は口岸でリスト外の企業が生産した、もしくは医療機器製品登録証書を持たない医療物資を3300万点以上を差し押さえた。うちマスクは3165万枚、防護服は50万9000着、新型コロナウイルス検出試薬キットは118万9000回分、人工呼吸器は677台、赤外線体温計は4万6000台。一部の輸出企業による過少報告、虚偽の報告、所持の隠蔽の行為について、税関は法律・法規に基づき厳しく取り締まる。また『税関発布』などの情報プラットフォームを通じ公開する」と述べた。
紹介によると、医療物資の秩序ある輸出をさらに促進するため、税関総署は4月10日に第53号公告を発表した。医療用マスク、医療用防護服など感染対策・治療に直接用いられる、人の健康・安全と関連する医療物資について、輸出商品検査を実施することを決定した。公告によると、税関は法に基づき医療物資輸出法定検査の職責を履行する。企業は関連医療物資を輸出する際に、事実通りに申請する責任を厳格に履行する。税関は輸出検査に合格しなかった商品、もしくは粗悪品を混ぜ正規品を装う商品、及び不合格であったにも関わらず合格を装う商品に対して、法律・法規に基づき輸出停止命令、違法所得の没収、輸出商品の没収、罰金などの処罰措置を講じる。犯罪に当たる場合、法律に基づき刑事責任を追及する。
金氏は「事実通りに申請し、合格した医療物資を輸出する合法的な企業については、正常な通関に影響が生じることはない。税関は引き続き通関の便宜を図る。法律に違反し信用を失った企業について、税関は公開の取り組みを拡大する。検査の割合と頻度を上げ、各部門共同の懲罰といったより厳しい監督管理措置を講じることで、違法による信用失墜者の行動を束縛する。医療物資輸出の良好な秩序を揺るぎなき姿勢で守る」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月14日