中国の2020年第1四半期の輸出入総額は前年同期比6.4%減となったが、減少率は1-2月に比べ3.1ポイント縮小した。また、3月単月では輸出入の好転、内需の後押しによる良好な輸入パフォーマンス、対「一帯一路」沿線国の輸出入増の維持という3点の大きな変化がみられた。すでにASEANはECに代わり、中国にとって最大の貿易パートナーとなっている。中国政府が一連の措置を講じて政策の「コンビネーションパンチ」を繰り出すのに伴い、中国の貿易基盤は安定へと向かっている。
海関(税関)総署が4月14日に発表した統計によると、中国の第1四半期の貨物輸出入総額は6兆5700億元で、前年同期に比べ6.4%減少した。うち輸出は11.4%減の3兆3300億元、輸入は0.7%減の3兆2400億元で、貿易黒字は983億3000万元に80.6%縮小している。
3月単月の輸出入総額は前年同期比0.8%減の2兆4500億元と、減少率が1-2月に比べ8.7ポイント縮小。うち輸出は3.5%減の1兆2900億元、輸入は2.4%増の1兆1600億元だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月15日