武漢始発の国際定期貨物列車「中欧班列(武漢)」X8015が14日、独ノルトライン=ヴェストファーレン州のデュイスブルク港貨物駅に到着した。これは新型コロナウイルスの感染対策が講じられた後、武漢を出発した初の中欧班列だ。これは中欧班列(武漢)の通常運行再開を意味する。
情報によると、今回の中欧班列(武漢)に積み込まれた貨物には、欧州諸国の新型コロナ感染対策を支援する物資、ハンガリー〜セルビア高速鉄道の建設資材、輸出自動車部品などが含まれる。列車がデュイスブルクに到着すると、貨物はドイツ、フランス、ハンガリー、チェコ、ポーランドなどの国に送られる。
中国の馮海陽駐デュッセルドルフ総領事、ノルトライン=ヴェストファーレン州交通大臣らが、この特殊な意義を持つ中欧班列の歓迎セレモニーを開催した。
馮氏は挨拶の中で、「中欧班列(武漢)の通常運行再開は、中国の新型コロナ感染対策が重大な段階的成果を手にしたことを如実に反映している。企業の操業再開、世界のサプライチェーン・産業チェーンの安定かつ円滑化を秩序正しく推進する中国の確かな歩みを示した」と述べた。
同州交通大臣は「鉄道を通じ中国から輸送された物資、特に医療物資には極めて重要な意義がある」と述べた。
中欧班列を運営する武漢漢欧国際物流有限公司の発表によると、今回の列車はドイツ到着後、往路を週2便、復路を週1便運行し、通常運行を維持する予定だ。
今回の列車は3月28日に武漢を出発し、阿拉山口から出国した。カザフスタン、ロシア、ベラルーシ、ポーランドなどの国を経由し、独デュイスブルクに到着した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月15日