国家発展改革委員会(発改委)は14日、天然ガス貯蔵能力の増強を加速する方針を明らかにした。独立運営されるガス貯蔵施設については、ガス貯蔵サービス価格、天然ガスの購入価格・販売価格を市場で形成させる。発改委など5部門は共同で『天然ガス貯蔵能力の増強促進に関する実施意見』を発表した。主な内容は次の通り。
◇全体的な計画配置を強化し、全国の主要ガス貯蔵施設建設プロジェクト・リストを策定し発表する。各省(区、市)は省レベルのガス貯蔵施設建設計画を策定し、現地の施設建設プロジェクト・リストを提出する。
◇重点的な建設目標を明確にする。ピークバレー比が4対1、6対1、8対1、10対1を上回る地域について、段階的に建設目標を引き上げる。地下ガス貯蔵施設や北部沿海部の液化天然ガス(LNG)受け入れ基地、重点地域の大規模LNG貯蔵タンクの建設を優先する。
◇ガス貯蔵施設の設計、建設、検査、運営、廃止などに関する統一的かつ規範化された業界標準の確立と整備を加速し、ガス貯蔵施設の標準システムを早急に構築する。
通知では、ガス貯蔵施設の独立運営方式を推進し、地下ガス貯蔵施設は原則として、独立採算制、専門管理、市場化運営を導入することを明確化した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月16日