中国の2020年3月の社会消費財小売総額は前年同期比15.8%減の2兆6450億で、減少率が1-2月に比べ4.8ポイント縮小した(価格要因を除いた実質値は18.1%減。以下は断りない限り名目値)。うち自動車を除く消費財小売額は15.6%減の2兆3841億元。
1-3月の社会消費財小売総額は前年同期比19.0%減の7兆8580億元、うち自動車を除く消費財小売額は17.7%減の7兆2254億元だった。
消費類型別で、3月の商品小売は前年同期比12.0%減の2兆4618億元と、減少率が1-2月に比べ5.6ポイント縮小。飲食収入は46.8%減の1832億元で、減少率が1-2月に比べ3.7ポイント拡大した。1-3月の商品小売は15.8%減の7兆2553億元、飲食収入は44.3%減の6026億元だった。
小売業態別で、1-3月は小売店(基準額以上)のうちスーパーマーケットの小売額が前年同期比1.9%増加した一方、デパート、一般販売店、専門販売店はそれぞれ34.9%減、24.7%減、28.7%減となった。
1-3月の全国オンライン小売額は前年同期比0.8%減の2兆2169億元で、減少率が1-2月に比べ2.2ポイント縮小。うち実物商品のオンライン小売額は5.9%増の1兆8536億元と、社会消費財小売総額の23.6%を占めた。実物商品のうち食品、日用品のオンライン小売額はそれぞれ32.7%増、10.0%増となる一方、衣類は15.1%減だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月17日